2016年8月9日火曜日

またまたややこしや事案の発生…

先月末に請求書を送った取引先から、「請求書の内容を変更して再送して頂きたい」との連絡が…。



その前にも一度「変更して」というメールがあったので、2回目の変更依頼なんですが、
内容は簡単に言うと「消費税の支払いは国内商取引に限る」から、今回記載の消費税は払えない、という件。


最初に請求書送った時は、既に海外に移っていて
この時は、日本の住所+本体料金+消費税額、の記載で送ったら、

「海外におられるのであれば海外の住所で」と言われたので、

海外の住所+本体料金+消費税額、に変更したら


今回の相談が。



むむむ…。



自分、「海外移住した」って言っていますけど、実は今回は、住民票抜いていないんですよね。
まあ、一応1年間の期限付き、ってこともあったのと、国内で開業届出していたので。なので来春は確定申告のために帰国しますし、健康保険も年金も全額払ったまま(住民票を抜く場合は、日本にいない期間のお金は還付されるらしいですけど、自分の場合、今回それはなく)。



一言で言うと、各種法律が相当ややこしいんですが、


今回引っかかるのは二点あって、


一つ目は、取引をした時期の問題。


今回請求した案件そのものは、僕が日本にいる間にして、日本で納品したんですよね。
で、締め日の関係で、海外に移ってから請求した、と。


なので、今回の取引が本当に「国内商取引でない」のかどうか、よくわからない。まあ、請求日からするとそうなのかもしれませんけど、自分が仕事の納品をしたのは国内にいたときだしなあ、っていう、「どの時期を基準にするのか」っていうのが分からん。


二つ目は、今の自分の立場が「海外にいる身」になるのか、ということ。


住民票も残して、開業届けもそのままにして、来年自分で確定申告をする立場で、「日本にいない」ということになり得るのか、と。


この二つの問題って絶対に民法参照すべきなんですけど、「民法 海外在住 住民票 適用」とか調べても、婚姻や相続の話しか出てこなかったので、恐らく調べ方が間違っている。そしてどう調べて良いかよく分からん…。



(しかも、商取引の話は民法じゃなくて商法なのか?と思ったり)



まあ、今回の消費税額は数万円で知れた額なので、請求書書き直して支払ってもらえれば問題ないんですけど、問題は今後の話ですよね。



既に、(この1年が過ぎても)当面の間海外で生活しようか、とは思っているんですけど、その時に絶対に、所得税の支払いとかは問題になるわけです。

それに、海外でフリーランスビザを取得するときの収入証明も、日本の銀行の残高で大丈夫なのか、っていう問題も(まあ、これについては問題ないみたいなんですけど、ビザの更新の時にどうなのかっていう。僕の場合、恐らく「海外にいながら現金収入は全て、日本の企業から日本の銀行に払ってもらう」という対応をしてもらうので)




で、そういう場合に、所得税は海外に払うべきなのか、っていう問題が出てくるわけですよね。

恐らく、住民票を抜いたら(例え日本の銀行に所得振り込んでもらっても)海外で払うんでしょうけど、じゃあその場合、日本で所得税はかからないのか?ということと、

自分の場合、「海外にいるのに日本の銀行に振り込まれる所得の関係で消費税支払い義務者になる(=年間売上が1000万円超える)」っていうのが、数年後ですけど現実になる可能性は他の人より高そうです。


この場合、日本での開業届けは破棄して(廃業届けを出す?)、住民票も抜けば大丈夫なのか?(消費税は「年間の課税売上が1000万円を超える場合」に2年後に支払わないといけないようなんですが、海外にいる場合に、日本の銀行に振り込まれるお金は「課税売上」になるのか?が謎)、という問題がありそうで…。



こういうのは、実際に海外で仕事している似たような人に聞いた方がいい…んでしょうけど、正直そこまで考えている人っていなさそうで…



この前も、「海外でフリーランスしています」ってブランディングしている人に「所得は日本の銀行に払ってもらっていますか?その場合、所得税の納付はどちらでされているんでしょうか?」ってことを無料問い合わせフォームから送ってみたんですけど、返事ないですし…。



これ、来年のビザが切れるときに一度帰国して、顧問弁護士と顧問税理士探したほうがいいのかも…さすがにいきなりは金額的に難しそうですけど(苦笑)、自分の場合、居住地の関係で税理士だけじゃなくって弁護士も探した方が後々良い気がする…



って、顧問弁護士の費用って、調べたら月3~10万円が相場らしいんですけど、ほんまですか。月3万円だったらなんとか出せそうですけど…(てか、それまでに本買って自分に投資した方がいいか)



うーむ、最近順調に進んでいると思っていたら、またこういうところで思わぬ伏兵が(苦笑)。まあ、色んなこと考えて調べて少しでもレベルアップできる機会、ということでいいんでしょうか。




しかし、住民票も抜いていないし、納品は日本でしたのに「国内商取引じゃない」っていうのは、どうも腑に落ちないなあ…





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