私は二年くらい前まで、NHKのラジオ英語講座をずっと聞いていました。
もともと、英語に興味を持ったきっかけが、小学校高学年の時に、あまりに勉強をしない親が見かねて「これでも使って勉強しなさい」ということで、「基礎英語」のテキストを目の前に叩きつけられたんですが、
そこから言語の世界に興味を持ってしまって、挙げ句の果てに大学でも勉強することになったという(苦笑)
これには、当の親もびっくりしていることだと思いますが、
そのテキストに連載されていた小説で、記憶に残っているものがあります。
清水義範さんの「バードケージ」
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という小説なんですが、
おおざっぱにまとめると、「1億円を一ヶ月で使い切る」というゲームに、中学生?が参加することになるという話。
この連載はその後、上のリンクにあるように文庫本(単行本?)になっていて、その中身とテキスト上での連載の中身に、若干の修正は入っているかも知れないのですが、
テキストでの連載を読んでいたときに思ったのは、「お金を『使わないといけない』という義務感にとらわれて生きていくのは、辛いなあ」ということでした。
この本の出版が2004年とのことなので、連載はもう少し前、恐らく2002年か2003年だと思うんですけど、当時自分は中学生。
この頃から「お金が欲しい」という思いは持っていましたけど(笑)、この本を読んでいて、「お金の使い方も知らないのに、お金を使わないと行けないのは罰ゲームだな」と思ったのは今でも覚えています。
(ちなみに、この連載は途中で読むのを止めてしまって、顛末はよく知らないんです…)
で、最近この感覚にとらわれることが時々あるんですよね。
講座ビデオでも「なりたい年収の5%を投資する」という話が出てきていますが、
例えば、1千万円を目標年収にすれば、50万円の投資。一月あたりで言うと、約4万円です。
この額の投資をどう捉えるか、ですが、講座受講から間もない頃は、キーボードや指定図書など、買う物を一式揃えないといけなかったので、月5万円くらいはすぐに使い切れました。
が、最近、これまた講座で言われていたように「必要なものを揃えていけば、そのうち買うものはなくなる」という状態になりつつあって、月4~5万円を「使い切る」のが、ちょっと大変に感じるようになってきました。
もちろんこれには、「ただお金を使う」だけじゃいけない、という示唆も含まれています。専門書を一式買っても、それを読むことなければ、そのお金は「どぶに捨てている」ことに変わりはないわけですから…。
(ただ、専門書を買っても、全ての内容に目を通して理解するのは、時間がいくらあっても無理、というのも実際に思います)
そんなわけで、最近はネットビジネス系のテキストも各種購入したりしていますが、それも印刷したテキストに全て目を通せているわけでもなく、最近改めて「投資をし続ける(お金も、時間も両方の意味で)」ことの難しさを、実感するようになってきました。
と言うわけで今日は夕方から喫茶店に出かけて、積ん読になっていた本をちょっと消化してきました。が、まだまだ本も全て読めていません…
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