2015年10月8日木曜日

分極萌え

帰国しました。

とりあえず仮眠を取って、昼過ぎから相変わらず淡々と仕事。


今回の移動中は、仕事の分野の明細書(日本語)を10本くらいざっと読んでいたのと、

有機化学の本を読んでいました。




よく分からないところは飛ばしましたが、


この本を読んでようやく、分極の奥深さがわかりました。


HClだと、原子間の電気陰性度が違うから分極が起こる、という話から、

それゆえにHがδ+になって、ここが電子を求めて化学反応に繋がる、という話まで。

(他にもいろいろ例が出てきたけど、この例が簡単で分かりやすかった)


求核とか求電子の意味も、以前よりイメージできるようになりました。

(高校の化学だと、結合の手の話しか出てこきませんでしたが、ここまで分かると、化学も奥が深いですね。)



今まで化学反応式は、どこの電子がどこに移動して、ということしか追えていなかったのですが、

分極を少し理解できて、有機合成スキームを一層味わえそうな予感がします。

幾つか読みたいジャンルもできたので、仕事ばかりに時間を使っていてはだめですね。


ところで、電子の軌道や分極の話っていうのは、有機化学というよりは理論化学の色が強いと思うのですが、


今回分極を少し理解できた、ということも、ひいては有機合成などに繋がっているので、

化学の基礎はやっぱり理論化学なんでしょうか。

原子の軌道の話は、金属原子にも出てきますし。



というわけで、岡野の化学は30号くらいまでしかできていませんが、

いろいろと本を買ってみました。










いつ読むかが問題だが…


あとは、素直にお金を出して時間短縮できるところはしたほうがいいな。




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