この本を読んだときだったと思う。
たぶん、小学生の中学年か高学年頃。
中学生だったか?
殆どあいまいな記憶になっているけど、
もともと家が貧乏で(世間的に見てどうなのかは分からないけど、とにかく質素で慎ましい生活をしていた。木坂さんの父もそんなだったらしいけど)、
小さい頃にもらえるお小遣いも大した額ではなく、あの頃は「お金が欲しい」とすごく思っていた。
しかも、そんな頃から「鉄道旅行」とか「鉄道模型」とかに興味を持ってしまったので、とにかくお金がかかる。
あの頃は、誕生日プレゼントに「何が欲しいか?」と言われて、親から言われた予算の中で、何を組み合わせて買うのが一番メリットがありそうか?みたいなことを考えていた。
で、そんなことともあって、この本のタイトルを見たときは「ここにヒントがあるかも!?」と、割とガチで思ったものだ。
(確か、学校か市の図書館で借りたのだが)
最初にネタばらしをすると、この本では、ズッコケ三人組の三人が、住んでいる町の港に釣り場があって、地元のスーパーで仕入れたジュースや食べ物をそこまで持って行って、高値で売る、という方法で「小遣い稼ぎ」をしていた。
顛末まで覚えていないのだけど、「うおおお、素朴だけどこれって良さそうじゃん!!」と、幼いなりに思ったものだ(笑)
で、早速自分なりに実行してみようと思ったのだが、
・我がふるさと、海なし県のために港がない
・発想を変えて、池で釣りができる場がないか?と思ったが、そもそもそんなところも近くにない
という理由が、メガトンパンチ級の破壊力を持っていて、即刻「終了」。
県外の海まで出かけるのにも電車賃がえらいことになるし、選択肢としては「なかった」。
そんなわけで、かすかな希望を持ったのもつかの間、という話で終了するのだが。
でも、小さい頃にこういう「まっとうな」ストーリーが頭に残っていたのは、今になっていわゆる「情弱」にはならなかったことと関係しているのかも知れない。「給料は我慢料」とは一切思わないけど、「何かの対価としてお金を頂く」という考えは、この本がきっかけになっているのかなあ…、なんて。
(まあ、今になっては後付けでなんとでも言えるものなのだが)
しかし、今改めて考えると、あの頃にこの本を読んで、自分なりの「翻訳力」と「展開力」を持って自分のビジネスを立ち上げられていたら、和佐大輔みたいになれていたんだろうなあ、とは思う。
ちなみにこのネタは、他の受講生ブログを読んでいたときにふっと思い出したもの。
マインドマップソフトをにらめっこしてうんうん唸るより、本やブログを読んでいるときの方が「頭が自由になる」ので、案外何か思い出すことが多いのかも知れない。
0 件のコメント:
コメントを投稿