2016年1月13日水曜日

ペルソナの使い分け


一昔前、学生の頃にmixiをやっていたときは、


アカウントにはハンドルネームを作って、写真も自分が好きな風景写真のようなものを使っていた。

だがその後、海外に長期で行くことになって、Facebookを始めたのがきっかけで、
アカウントを実名登録することが多くなった。

当時Facebookは、日本でしている人は殆どいなくて、
自分も「これは世界版のmixiで、連絡が楽に取り合えるようになるよ」と、言われるがままに登録し、
その時にGoogleアカウントなども一緒に、初めて作ったのだけれど、

要するに「ハンドルネームを考えるのが面倒くさくて」、実名をアイコンとして使うようになったのだ。

で、Facebookを使っていると、自分の氏名+自分の写真=自分のアイコン、となるわけで、

それが自分の中でデフォルトとなってしまって、ここまで来た。
(だから、このブログ用のGoogleアカウントも、そういうものになっている)

これについては、今まで殆ど気にしたことがなくって、
(自分は男だし、ストーカーされる危険性もないからかもしれない)

ネットで時々自分をエゴサーチすると、ブログやらなんやらがヒットして、まあ少しは恥ずかしいワケだが、「まあこんなものか」と思って、今まで過ごしてきた。


ただ、最近思うのは、今後ネットビジネスに両足を突っ込んで行くのであれば、
これとは別に、幾つかペルソナを用意しておいたほうがいいよなあ、ということ。


というのも、自分そのものを自分のアイコンとして使ってしまうと、
エッジが利きづらいような気がするのだ。


例えば、
自分がこれまで時間とお金をつぎ込んできたこと、
自分が興味のあること、
これらを活用して何らかのコンテンツを作っていくのであれば、

これらのコンテンツの取り扱い用に、ペルソナを完全に使い分けた方が、信憑性があると思うのだ。
(特許翻訳の猿山さんが、そういう例だと思っている)


仮に自分が、「就活に失敗して鬱状態を経験した後に、特許翻訳で蘇った」というストーリーを軸にしてネットビジネスを展開していくのであれば、(上はあくまで、例えだが)

今まで使ってきた、「自分そのもの」をアイコンとして使ってしまうと、
逆に説得力がなくなってしまう。

というのも、今までFacebookで書いてきたこと、別のブログで書いてきたことなど、
「自分の過去(思想や嗜好に始まり、どんな学校に通っていた等に至るまで)」が分かるわけで、

既にある程度「自分というコンテンツ」というか、「キャラ」のようなものができあがってしまっているので、

上で考えたストーリーを主眼に置くのであれば、どうも繋がりが弱そう。
(だし、あまり興味をもってもらえそうにない)


だからこそ、ネットビジネスにも展開していくときは、「猿山さん」や「管理人さん」のような、
「コンテンツが関係するストーリーに沿ったペルソナ」を別に作って、
複数のペルソナを使い分けていこうではないか、


ということを、ここ最近考えるに至った。




というか、これも自分の中での変化なのだろう。

ここ数年は、1人の「自分」(全てを包括した、自分という存在)に対して、
複数のペルソナを使い分けられるほど、自分の人生は複雑ではなかったし(生きた年数も他の人と比べると短い、というのも一つ)、
かりにペルソナを作り分けても、使い分けられるほど器用ではなかった。

(大学で複数のサークルに属していたとして、サークルAとサークルBでペルソナを使い分けていたとしても、AとBが被る場面だと、めちゃくちゃストレスがたまるだろう。自分はそういう人間)


ただ、自分が物理的には一つしか存在できない「会社」や「大学」といった空間に対して、
ネットの世界では、色んなペルソナを持った自分が存在しやすい。

そして、ネットの世界くらいではペルソナを使い分けられるようになったのではないか?
と、最近思うようになったのだ。


と言うわけで、ペルソナの使い分けについては、もう少し頭の中を練る練る練るねしてみる所存である。




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