SPINSの佐藤さん動画を見ていて感じるのは、
「正しい型に自分を当てはめる」ことをやる人間がこれから増えてくるんじゃないかということ。
オウンドメディアの場合、結果を出すためには「一定以上のアクセスが集まるキーワード」があるので、
それを調査した上で、しっかりとしたコンテンツを作り上げる
というのが、結果を残すための前提条件だと。
佐藤さん自身、「検索されないキーワードについてコンテンツを書いても、誰も読まない」という
当たり前のことを言っているけれど、
これをできている人って、案外少ないんじゃないだろうかと思う。
というのも、実名公開×独自ドメイン×ワードプレス、で情報発信をしている有象無象の人達が目指しているのは、
「自分の意見がいかにユニークか」であり、「バズを引き起こせるか」だからだ。
いわゆる「意識高い系」の一種かも知れませんね。
僕はそういう系のコンテンツを幾つも見てきたけど、総じて「自分はどう考える」ということが前面に出ていて、「悩みを抱えている」サイレントマジョリティ(潜在的ニーズを抱えた人達)のことは眼中にないんだな、と思うことが多い。
ただ、海外移住だったり海外フリーランスというキーワードで検索しても(別にキーワードは何でもいいけど)、出てくるのは「私はこうして成功した」「私はこうして仕事をしている」という話ばかりで、普遍性がない。
あるいは、どうやって銀行口座を開くのか、家はどうやって探すのか、仕事はどうやって探すのか、税金はどうするのか、という、自分が海外で生活するなら絶対に悩むであろうことについてまとまった情報を、そういう人達は発信していない。
もちろん、これは一種の「俺様」プロジェクトなんだろうけど、個人的にはあまり好かないというか。
というのも、実名公開で情報発信をしていても、「自分の言いたいこと」が先行してしまうと、それでキャラが先に立ってしまって、「実名」すらもペルソナの1つになってしまう、という懸念があるから。
和佐さん原田さんあたりが何がすごいのかというと、色んなサイトを持ったりページを作りながら、形を変えてビジネスを展開し続けている部分だと思っている。
つまり、例えばSEOアフィリにはSEOアフィリの、PPCアフィリにはPPCアフィリの、継続課金ビジネスには継続課金システムの「型」みたいなのがあって、それ毎に自分を当てはめて、いろんな分野で結果を出しているということ。
これ、将棋の世界で言えば羽生さんなわけですよ。
羽生さんは得意戦法を持っていないけど、ある局面で「勝ちに繋げる形」があるとすると、それに自分を当てはめることができる能力が抜群に高い。
けれど、多くの人は「自分の棋風だとこう指す」「こうは指せない」という風に、「自分の色」が思考の段階で先に出てしまう。
だから、自分の色に合った選択肢の中で最善のものを選ぶのだけど、その中に、もっとメタ的な「最善手」は存在しないこともある(だから、羽生さんは「羽生マジック」を連発できたのだと思う)。
今の多くの、実名情報発信者は「自分の色」が全面に出過ぎて、その色を変えることができなくなっているのではないかと自分は読んでいる。
翻訳業かつライター業をしながら、オピニオン系のブログを実名公開で運営している人が、これとは別にPPCアフィリやトレンドアフィリサイトを持っていてベーシックインカムを確保しているなんて、どう考えてもあり得ない。
そういう意味で、和佐さん原田さんあたりは、情報発信している内容が本人の「氷山の一角」でしかないところが凄いのだと思う。羽生さんも、どんな手、戦法を指してくるか分からないあたりは一種の「氷山の一角」であるとも言えるし。
だから、なんだか実名公開情報発信者の多くは「裸の王様」というか、自分が公開している内容を取り除いてしまったら後は何も残らないんだろうなあ、と思ってしまって、これは怖いことだな、と。
ネットで情報発信している内容が自分のアイデンティティそのものになってしまっていて、それがなくなってしまうと存在できなくなってしまうと言うか。
ちょっと話が分かりづらくなってきているけれど、とりあえず
・色んな「正しい型」に自分を臨機応変に当てはめられるか
・実名がペルソナの一種になってしまうと、薄っぺらいアイデンティティになってしまうんじゃないか
ということが言いたかった。
「正しい型に自分を当てはめる」ことをやる人間がこれから増えてくるんじゃないかということ。
オウンドメディアの場合、結果を出すためには「一定以上のアクセスが集まるキーワード」があるので、
それを調査した上で、しっかりとしたコンテンツを作り上げる
というのが、結果を残すための前提条件だと。
佐藤さん自身、「検索されないキーワードについてコンテンツを書いても、誰も読まない」という
当たり前のことを言っているけれど、
これをできている人って、案外少ないんじゃないだろうかと思う。
というのも、実名公開×独自ドメイン×ワードプレス、で情報発信をしている有象無象の人達が目指しているのは、
「自分の意見がいかにユニークか」であり、「バズを引き起こせるか」だからだ。
いわゆる「意識高い系」の一種かも知れませんね。
僕はそういう系のコンテンツを幾つも見てきたけど、総じて「自分はどう考える」ということが前面に出ていて、「悩みを抱えている」サイレントマジョリティ(潜在的ニーズを抱えた人達)のことは眼中にないんだな、と思うことが多い。
ただ、海外移住だったり海外フリーランスというキーワードで検索しても(別にキーワードは何でもいいけど)、出てくるのは「私はこうして成功した」「私はこうして仕事をしている」という話ばかりで、普遍性がない。
あるいは、どうやって銀行口座を開くのか、家はどうやって探すのか、仕事はどうやって探すのか、税金はどうするのか、という、自分が海外で生活するなら絶対に悩むであろうことについてまとまった情報を、そういう人達は発信していない。
もちろん、これは一種の「俺様」プロジェクトなんだろうけど、個人的にはあまり好かないというか。
というのも、実名公開で情報発信をしていても、「自分の言いたいこと」が先行してしまうと、それでキャラが先に立ってしまって、「実名」すらもペルソナの1つになってしまう、という懸念があるから。
和佐さん原田さんあたりが何がすごいのかというと、色んなサイトを持ったりページを作りながら、形を変えてビジネスを展開し続けている部分だと思っている。
つまり、例えばSEOアフィリにはSEOアフィリの、PPCアフィリにはPPCアフィリの、継続課金ビジネスには継続課金システムの「型」みたいなのがあって、それ毎に自分を当てはめて、いろんな分野で結果を出しているということ。
これ、将棋の世界で言えば羽生さんなわけですよ。
羽生さんは得意戦法を持っていないけど、ある局面で「勝ちに繋げる形」があるとすると、それに自分を当てはめることができる能力が抜群に高い。
けれど、多くの人は「自分の棋風だとこう指す」「こうは指せない」という風に、「自分の色」が思考の段階で先に出てしまう。
だから、自分の色に合った選択肢の中で最善のものを選ぶのだけど、その中に、もっとメタ的な「最善手」は存在しないこともある(だから、羽生さんは「羽生マジック」を連発できたのだと思う)。
今の多くの、実名情報発信者は「自分の色」が全面に出過ぎて、その色を変えることができなくなっているのではないかと自分は読んでいる。
翻訳業かつライター業をしながら、オピニオン系のブログを実名公開で運営している人が、これとは別にPPCアフィリやトレンドアフィリサイトを持っていてベーシックインカムを確保しているなんて、どう考えてもあり得ない。
そういう意味で、和佐さん原田さんあたりは、情報発信している内容が本人の「氷山の一角」でしかないところが凄いのだと思う。羽生さんも、どんな手、戦法を指してくるか分からないあたりは一種の「氷山の一角」であるとも言えるし。
だから、なんだか実名公開情報発信者の多くは「裸の王様」というか、自分が公開している内容を取り除いてしまったら後は何も残らないんだろうなあ、と思ってしまって、これは怖いことだな、と。
ネットで情報発信している内容が自分のアイデンティティそのものになってしまっていて、それがなくなってしまうと存在できなくなってしまうと言うか。
ちょっと話が分かりづらくなってきているけれど、とりあえず
・色んな「正しい型」に自分を臨機応変に当てはめられるか
・実名がペルソナの一種になってしまうと、薄っぺらいアイデンティティになってしまうんじゃないか
ということが言いたかった。
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