2016年8月6日土曜日

存在の耐えられない軽さと、存在の耐えられない薄さ。

他のブログではあまり堂々と書けない(というか、上手く書くには寝かせて熟成させないといけない)ので、とりあえずこのブログに出没していますが…。




ポーランドの隣、ドイツのベルリンは、外国人でもフリーランスビザを取るのが簡単なようで、知り合いの日本人もフリーランスとして移住してそこで仕事をしています。



フリーランスビザがいいのは、今の僕のようにワーホリビザだと滞在は1年が上限になってしまうのに対して、数年単位で滞在許可が下りるらしいという点。


ワーホリビザは一生で一度しか、1つの国では取れない(僕はもう、ポーランドでワーホリビザを取ってしまったので、今後はポーランドのワーホリビザは取れない)というルールがあるんですが、フリーランスビザの場合は、収入証明とかが必要のようですが、数年ごとに更新すれば生活ができる、という仕組みになってしまっています。



で、レバレッジ特許翻訳講座を受ける前に、ベルリンの話は聞いていて、ネットで知り合った数人の日本人ともコンタクトを取って、生活の様子を聞いたりしていました。


その時から、ベルリンでフリーランスとして生活する、ということは憧れ(というか1つの出口戦略)としてはぼんやりと考えていて、今ヨーロッパに来てしまったので、だいぶ現実的にはなってきました。(ワーホリビザは30歳までしか取れないけど、フリーランスビザは31歳を超えても取れるので、数年後の方向性としては考えています)。



そこで今回、実際にベルリンまで足を運んで(実は数年前に行ったことはあるんですが)、その方々に会ってみようかなあ、とは思っていて、日本を出発する時にも簡単には連絡を取っていました。


当時は「9月はオススメ」と言われていたので、その時にでも行ってみようか、とは思っていましたが、ポーランドに来てからも仕事でかかりっきりに既になってしまって、ベルリンに行くのは当面の間見送ろうかな、となっています。



ワルシャワとベルリンって一直線で結ばれていて、そこまで移動は難しくないんですけど、飛行機だと往復1万円くらいかかるし、列車やバスだと8~10時間くらいかかるんですよね。アクセスは良い方だと思うんですが、問題なのは、自分は基本的に、先の予定をあまり組まないので、先に仕事の予定を入れてしまって結局どこにも行かなくなるということ(笑)


ただ、実はもう一つ決定的な理由があって、「ベルリンにいるフリーランスに憧れを持たなくなってしまった」ということがあるんですよね。



当時は、そんな風に生活している人達を知って「いいなあ」と思っていましたが、今、特許翻訳である程度ポータビリティのある仕事を海外でできていて、収入もある程度稼げています(あくまで予想ですが、僕が憧れていた人達より多くの収入は得ていると思います)。


なんというか、実際に自分も海外で生活できるようになりましたし、何よりも、レバレッジ特許翻訳講座を通して、管理人さん含めて圧倒的な存在を多数知ってしまったわけですよね。我妻栄さんであったり団藤重光さんであったり、立花隆であったり。あと、立花隆と佐藤優の対談を読んで、佐藤優も好きになったし(佐藤さんも自分のメンターの1人ですね)。他は、ネットビジネスですけど和佐さんや木坂さん、原田さんなど。


こういう人達を目標(っていうのは変か。憧れなのかな)にしてしまうと、その辺りでブログ書いて海外生活をブランディングにやっている人って、全く心を動かされないというか、なんていうか、もうアレなんですよね。


だから、わざわざこっちに来たからといって、実際に足を運ぶだけの価値はないだろうなあ、と思っているのが現実なんで、どうしようか迷っているわけです(っていうか、一応結論は決めているんですけど)。


それに、同じ時間とお金を使うなら、行ったことのない国や街に行ってみたいです。国内もそうだし、ハンガリーとかグルジアとかモルドバとか(笑)



問題は今後、自分が仮にベルリンに移住した時に、行きづらさを感じないか、ということですよね。向こうはポーランドよりも日本人は絶対に多いだろうし、そこで変にステージの低い人達と付き合ってしまわないか。


まあ、仮に向こうに再移住したとしても、そこでも別にブログ立ち上げて、他の人を圧倒しようとは思いますけどね。今もネットで調べていたら、ドイツでフリーランスをしている日本人のブログとかを幾つか見つけましたが、なんというのかな、戦略は一切触れずに戦術ばかり触れていて、やっぱり気持ち悪いんですよ。


レバレッジ特許翻訳講座を受けて良かったのは、「どうやったらお金を稼げるのか」というプロセスを見れたことですね。これを「戦略」と言うのはズレているとも思いますが、少なくとも、戦術っていうのは、どうやったら更に効率的に稼げるか、とか、負担を減らすことができるのか、ってことだと思うんですよ。ぶっちゃけ、自分の電子書籍のタイトルに使っちゃっていますけど、僕は「ライフハック」なんて言葉は軽すぎて絶対に使いたくないんですよね(苦笑)。あの言葉見るだけで、中身、というか戦略のなさが分かってしまうし、そういう軽さに耐えられないというか。


ライフハッカーっていうサイト?メディア?もあるんですけど、今は本当に読まなくなりました。だって、それ読むくらいなら本読んだ方がいいって自分で気づいたからです(笑)


だから、海外(特にヨーロッパ)にいる日本人フリーランスが、こぞって「ライフハック」とか「ノマド」とか使っているのは、なんかズレているんじゃないかな、と(もう昔からですが)思っていたんですよ。


だって、ライフハックって所詮戦術ですからね。コンテンツはいろいろあるようですが、いくらそれを実践したところで、実利(金銭的収入)には勝てないですよ。


(僕だって本当は、そういう人達の収入がいくらなのかは聞いてみたいです。色んな意味で驚いてしまう気がしますが)



なので、自分が再移住するとしたら、そういう人達は相手にせず、少し軸をずらして、圧倒的なコンテンツで勝とうかな、と思っています。ポーランドのブログでも書きたいのですが、「どうやったら稼げるのか」「どうやったらポータビリティのある仕事が出来るのか」といテーマ、僕が知っている「フリーランス」の人で公開している人は居ません(そういう意味で、彼ら彼女らも「ライフスタイル」を売りにしているんだな、と思っています)。


管理人さんもおっしゃっていますけど、やっぱり再現性のないことってダメだと思いますし、僕は、自分がある程度自由になったからこそ、似たような境遇の人達にも「目指せる」世界を示して、実際に行動してもらえるようにしたいと思っています。「こういう方法で、海外にいても十分な稼ぎは得られます」ってことも伝えたいですしね。


これは賛否両論あるでしょうけど、実際に一年間の稼ぎを公開してもいいんですよね。イケハヤさんとかと比べるとただの雑魚キャラですけど(笑)、どれだけ稼いでどれだけ使って、みたいなのを公開した方が、近づいてくる人は近づいてきますしね(まあ、大半の友人関係が解消されてしまいそうですが…)


いや、これは半分愚痴ですけど、今ベルリン(とかドイツ)でフリーランスされている人は、本当に、どういう方法でどれくらい稼いでいるのか公開してもらいたいです。それで「ああ、自分もできるな」とか「あの人は特殊なんだな」と、思えるわけじゃないですか。


なんというか、管理人さんが「この業界を変えたい」とおっしゃっているように、自分も風穴開けないといけないな、と思っています。実態を知らないので果たしてこの記事で書いている仮説が間違っている可能性もあるわけですけど(苦笑)、いや、でもたぶんだいたい当たっていると思いますよ。



いやあ、本当に数年かけて、圧勝できるための力を付けていこうと思います。

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