例えば
NH2R1
(2は下付き文字、Rは上付き文字)
という化学式をTrados2014上で訳す(というか処理する)際に、
普通に「2」を下付き文字、「1」を上付き文字に変えればいいんですが、
似たような化学式が連続していると、時々、上付きと下付きを間違ってしまうことがあるわけです。
上の場合だと、「2」を上付きにして、「1」を下付きにしてしまうような場合。
今までは、ワードを使っている時同様に、間違った場合はすぐさま、正しい処理をしていた(例えば、上付き「2」に下付きの処理をさせて、表記を変える)んですが、
どうもこれが、ワードにエクスポートした時に反映されないようです。
厳密には、原因が分からないんですが…。
これまでも、製薬系の案件など「おしいい」案件を幾つか担当したことがあるんですが、
Trados上ではきちんと上付き、下付き文字で表記されているのに、ワード生成した時に訳文チェックをしていると、なぜか上付きと下付きが逆になって、後処理で対応せざるを得ない状況がたびたびありました。
(今もまさに、そんな状況なのですが…)
今まで原因は分からなかったんですが、
考えられるとすれば、Trados上で間違ったフォント処理をしてしまうと、最初の反映がクリアされずに、そのままワードに出てしまう、というものがあります。
さすがに自分も、延々と続く化学式のどこの部分で、下付きと上付きの処理を間違ったかまでは覚えていないので、推定でしかないのですが、
これを防ぐためには、フォント処理を間違った時に、一度フォントの状態をクリアにする(プロジェクトを開いた状態で「書式設定のクリア」を押す)ことで、解決されるんではないかと思います。
というのも、QAチェックで英日を上下対訳の形にして訳文の見直しをしている時に、訳文のタグがくっついて表記されるのですが、それを見ていると、単に上書きでフォント処理をしても、間違ったタグが消されていないからです。
(Trados上では「下付きの2」になっていても、タグを見ると「上付きの2、を下付き処理している」という入れ子構造になっている)
これが、後処理の煩雑さに繋がっているのかなと思うので、今後はこの辺りも意識して、無駄な時間をかけないようにしたいのですが…。
ワードだけだと、この辺りはスルーして表記されるので嬉しいといえば嬉しいんですが。
memoQを購入したので、今度はこちらを使ってみる予定ですが、改善されるかは分かりません。
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