2017年4月21日金曜日

教育文化の違いに心底驚き

ホームステイ中に、ステイ先の高校生が通っている高校にお邪魔させてもらい

宗教、言語(ドイツ語や英語)、数学などの授業を一緒に受けてきた(笑)



驚いたことはいくつかあるけれど、まずは

・パソコンを使って出欠確認などをする

ということ。こちらの高校は授業ごとに教室が変わり、それぞれの部屋にパソコンがあって先生が出欠確認をしてパソコンに打ち込む。

そして、今は卒業試験(日本でいうセンター試験?)の直前なのでその対策勉強をしていたけれど、資料はパソコンから全てスクリーンに投影して進行。

自分が高校を卒業したのがもう10年程前なのでリアルタイムでの事情は分からないけれど、さすがにまだ、日本は全てアナログじゃないだろうか…と思った。

職員室もちらっと見る機会があったけれど、仕事の空間というよりくつろぎの空間で(笑)それぞれの先生の机に仕事道具はまったくなく(パソコンだけあった)、みんなお茶を飲んで雑談を楽しんでいた…


続いて驚いたのは

・ホームルームがない

ということで、最初の授業の時にはその教室の前に各々集合して、先生が部屋の鍵を開けに来たら入室して授業が進む。

日本と同じく「クラス」はあるようだけど、あくまで学校は「授業を受けて友達と交流する」場のようで、日本のように担任の先生もいないようだった。


そして

・授業中に内職をしている人も沢山いる(笑)

というのも驚いたけど、すごかったのは先生がそれを咎めることもせず、ドイツ語の時間に堂々と物理の問題を解いている子がいてもスルーしていたのにはびっくりした。

こちらは、高校で文理選択みたいなものがあって、卒業試験の際には歴史・言語系のいわゆる文系と、数学・科学系のいわゆる理系の科目を受ける人がいるようで、ホストしてもらった高校生の子は文系科目で試験をうけるようで、彼も数学の時間はノートに小説を書いていた(笑)ので、精神的自由さ(やうしろめたさのなさ)が日本と全然違うなあ…と驚いた。

日本だったら、内職していても見つかったら先生に怒られていた(自分の学校では)。


あとは、遅刻してきても早退しても、いちおう注意はするものの特段問題ないようで(笑)、日本だったら「絶対に遅刻してはいけない」という考えが根っこにあるけれど、こんなところにも差はあるんだな…と。


結局、日本って小学校(あるいは幼稚園)の頃からいろんなルールを覚えさせられて、それに従って生きるべし、となっていて、三つ子の魂百までじゃないけれど、それが大人になってもずっと続いていくんだろうなあ、と思った。

日本の学校のクラスなんて、それこそムラ社会の始まりなわけで(笑)、一緒に文化祭とか体育祭とか、今考えたら町内会の集まりと同じやん…


そして、日本は小さい頃からルールが多すぎて、それらがないと生きていけない人が大多数になっているのだと思う。ルールにがんじがらめ×ムラ社会特有の集団行動、で、はみ出す者にのっては非常に生きづらいシステムになっているのではないかな…。



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