2017年3月25日土曜日

知らない世界に気づけるかどうか

こっちに来てから、たまに日本人の留学生と会うことがある。


目下の悩みはみんな、就職のことのようだ。


確かに、自分もいろいろと悩んでいたのでその気持ちは分かる。


話を聞いていても、自分が通ってきた道なので分かる部分が多い。



で、その時に「特許翻訳はどうですか」なんて言えるわけはないのだけれど(苦笑)、


やっぱり、それなりの大学に進んで留学とかをすると、「進学か就職か」という二者択一で物事を考えるのが普通だよなあ、と思う。


自分はその時に他の道を模索して「そういう世界もある」ということを少し知ることができたから、今そっちを歩めているというのはあるのだけれど、


「第3の世界」を、それを認識していない人に伝えるのは非常に難しい。


新世界を発見したコロンブスだって、アメリカ大陸があることなんて知らなかったからあそこを「インド」と勘違いしたわけだし(笑)


ただ、こっち側の世界にいる人間としては、自分より下の世代にそういう世界があることを何らかの方法で伝えてはおきたいと思う。


例えその道を選ばないにしても、新しい世界があることを知らずに選ばないのか、知っているうえで選ばないのかは全然違うから。



かといって、何も知らない人に「こんな世界がある」ということを直接伝えても絶対に刺さらないわけで。



未知の世界を伝えるのに、どうやって既知の内容を使って繋げるのか。


これがたぶん「コピーライティング」なんだと思うのだが…



いろんな見せ方、伝え方を試しながらブログを書いていく必要がありそうだ。



なんというか、面白いですね。





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