2016年12月5日月曜日

「ノマド」でドヤっている人はAV女優と同じ

「ホテルでノマドしてみた」みたいなことを、独自ドメインのブログで顔出ししながら堂々と書いているフリーランスがいるけど、正直気持ち悪い。


で、最近なんで、こういうのを気持ち悪く感じるのかをある程度言語化できるようになってきた。



恐らく、気持ち悪さの源泉には

「このひとは自分のライフスタイルを売ることでしか生きていけないのかな?」

という疑問があるのだと思う。



というのも、


起業家であれフリーランスであれ、ビジネスで扱っているのは「商品」なわけ。


それが有形物(もの)なのか無形物(サービス)なのか、という違いはあれ、


ラーメンを作ったりタンスを作ったり、翻訳をしたりプログラムのコードを書いたり。



そういう「商品」と「スキル」を提供して対価を得るのが、ビジネス。



じゃあ、「ノマド」でドヤっている人は、一体何を「売って」いるのかと言えば、「自分のライフスタイル」なわけ。


スタバでドヤるとか、ホテルで「ノマド」する、とか。



でも、それって他人に「見せる」ことはできるけど、「売る」ものではない。



そして、今自分でビジネスをしていると思うのは、


きちんと顧客(クライアント)がいて、仕事をある程度定期的に頂いて、フィーを頂けるのであれば、


最低限の欲求は満たせる状態になる、ということ。



商品(サービス、能力)を売って、経済的にも、自己承認欲求(仕事を頂く=自分は他人から評価されて認めてもらっている)も満たされている状態であれば、わざわざそれを、赤の他人にネット上で伝える必要はない。


自分がネットで、自分のライフスタイルをそこまで見せないのは、そこに到達するまでの段階で、自分の欲求がほとんど満たされてしまっているからなんだと思う。



なので。



ノマドしてみた、とかライフハックがどう、とか言っている人は、「自分のサービスやスキル」を売ることができないから、「自分のライフスタイル」を他人に見せしめることで、自分の承認欲求を満たしているだけなんじゃないか、と思うようになった。


たぶん、そういうことだと思う。



別にそんなことしなくても、仕事を頂いたり、稼ぎをしっかり得ることができていたり、顧客からいい評価を受けることができていたら、あるいはプライベートもリアルで本当に充実しているのであれば、


わざわざ赤の他人にそういうことを見せしめる必要はないんじゃないか。




しかも、「自分のスキルや能力、商品」を売ることができないなんて、そもそもビジネスの段階に達していない。むしろ、「自分のライフスタイル」を他人に見せる(=消費)することしかしていないんだから、どちらかと言えば消費者側じゃん。



ああいう人を見ていると、AV女優と同じだな、と思ってしまう。


自分の身体を売ることでしか、消費することでしか生きていけないわけだから。




でも、そんなドヤっている人たちがネット上でプチ有名人気取りしているのを見ると、本当にとっとと消えてくれないかな、と思ってしまう。


商品やサービス、能力を売ることもできないのに「フリーランス」とか言うのは止めて欲しい。


少なくとも、ああいう輩と自分たちが同類に見られることだけは勘弁して欲しい。




2 件のコメント:

  1. 確かに。

    毎日の食事のメニューとか紹介してくれるなら

    やっぱり「美しすぎる特許翻訳者」がいいですからね。

    そこもAV女優と一緒です。

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    1. 「かわいいは正義」に加えて「美しいは力」ですよね…。

      でも、個人的には美人どうこうより、自分が口にするご飯が美味しければ満足です…w

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