2015年2月14日土曜日

私がレバレッジ特許翻訳講座の受講を決めたワケ

同年代の受講生の方がブログに書かれていたのを読んで、自分も思考の整理を兼ねて書いてみようと思います。


講座受講に至った要因、経緯はいろいろとあるのですが、一番大きかったのは

・変化の激しい世の中で、できるだけ外的要因にあまり左右されずに生きていける経済基盤を確立したかったこと(会社員など、旧来からのシステムへの疑念なども自分なりにあり)

・将来的に自分の成し遂げたい夢を実現するのに、翻訳業を起点にして成し遂げたかったこと

・管理人様のおっしゃっている内容に共感する部分が多かったから

ということがあります。



バックグラウンドを説明すると、私はこんな人間です。

・受講生には数少ない20代(ぎりぎり平成生まれ)

・高校大学は、世間一般でいうところの「偏差値の高いところ」(公立、国立)

・高校、大学は文系だったが、言語学、翻訳について大学で勉強したかったため文系を選択。そのため、多数派と思われる「就職に有利な」「理系科目が苦手だったから」という理由で自分の進路は選択しませんでした。

・実際に、高校では数学が好きでした(受験の二次試験で数学が必要だったのもあります)し、理科も化学を履修していました(これは単に、一般的な文系での選択科目の生物で出てくる、解剖や生殖、突然変異などの内容に拒絶反応を示すことからの逃げで選んだだけですが)。

・幼いころから自然科学には興味を持っていて、太陽系の惑星の図鑑を見たり、空想科学読本シリーズを読んだりしていました(なので理系分野に対する抵抗はほとんどなし)

・小学五年生からラジオ英語を聞き続けて、言葉(英語や他の外国語、比較言語学、認知科学等)にも興味を持つ

・中高時代は塾には一切いかず、自分で勉強していた

・鉄道模型など、機械を作ったりいじったりするのも比較的好き(人とつるむより、一人で何かに没頭するほうが性に合っている人間)




さて、私はあまり就職のことは何も考えずに大学まで進みました。
自分も周りも、「この大学に行けば大手でしょ」みたいに考えていましたが、
私が大学1年の時にリーマンショックが起こって、18歳なりに「これは何も考えないで生きていくとまずいんじゃないか」と、ぼんやりながら不安に思うようになりました。

そういう危機感もあって、大学時代から海外に行ってみたり、小さな企業の立ち上げに関わったりと、自分なりに危機感や問題意識を持って大学時代は過ごしてきました。

もともと、自分の興味のない分野にはまったく興味を示さない人間で、就職活動もバリバリすることはなく、とりあえず就職、という形で進路は決めました。

将来的に、海外で生活をしたり旅をしたり、という夢はあり、ずっと同じ会社にいるつもりもありませんでした。(日本の、仕事へのやりがいとか長時間労働賛美はいまだに抵抗がありますし、もともと仕事は生活のための手段、と考えています)

が、就職先の労働環境がひど過ぎて(長時間労働を、上司からの過度のパワハラ)、半年を持たず心身を壊して退職。
この時に再就職も考えましたが、トラウマがフラッシュバックして取り組めず。

そんな折に、以前知り合った会社の経営者から翻訳の仕事を受け、それなりの分量と金額なのもあって、とりあえず翻訳で生きていく、ということが選択肢にできました。

正直なところ、翻訳を選んだのは、他のフリーランスの仕事よりも、自分にとってはハードルが比較的低いと思ったからでした。退職した際に、独立して食っていくことを真剣に考えるようになりましたが、私はITも苦手なのでプログラマやITエンジニアになるには、時間がかかる&競争で生き残る自信がないこと、他の選択肢も、習得に時間がかかるということから、おのずと翻訳が残りました(実際のところ、英語ができる=翻訳ができる、ということではないことは、仕事を始めてからわかりましたが)

自分なりに世の中の激動を目にして、以前よりも世界の変化が激しくなっていくことは実感していましたし、しかし一方で、そんな世界でも古びない「本物」を手にしたい、見てみたい、という欲求がありました。この激動の世界で変化しないものは何か、ということを考えていたから、この講座にフックがかかったのかもしれません。


翻訳でとりあえず食っていく、と決めた自分でしたが、専門知識や分野もなく、とりあえずはクラウドソーシングサイトから仕事を取って稼いでいました。ただこれはトライアルもありませんし、とりあえずの「実績作り」として使っていた感が大きかったです。

その後、翻訳会社のトライアルを受けてもみましたが、結果は芳しくなく、当面の仕事を捌いて収入を得る、といサイクルに入っていました。


本講座の存在を知ったのは、翻訳を始めて1年が経ったころでした。

当時はまだ20代前半で、当面はふらふらできるとは思っていましたが、将来的に翻訳で生きていくのであれば、自分の専門分野が何かほしいとも思っていました。何かの本かサイトで見たのが「医学、特許は安定している」という文言だったので、将来的に特許翻訳をできれば、とは心の片隅で思っていました。

講座の存在を知った時、案内を読んだときにはぞくっとしたのを覚えています。
もともと、仕事をする中でいろいろ検索をしてメモを取って、自分なりの蓄積をしていたのですが、来る者拒ますの姿勢で仕事を取っていたため業務内容、分野に一貫性が持てていませんでした。

もともと、「ネットにある情報はある程度信頼できれば積極的に使う」というスタイルで検索や翻訳をしていたので、この講座案内を読んだときには、「特許翻訳に特化してスキームを確立できるのではないか」と、直感的に思ったのも事実です。

その時に一度問い合わせをしましたが、作業インフラの整備も含めた体制確立のために、手元に十分な資金がなかったこともあり、すぐには受講を決断できませんでしたし、まだ覚悟が決まっていなかったのもあったと思います。

また実は、講座受講のきっかけとなった理由には「付き合う相手を変えたかった」というのもありました。

今までの翻訳会社では、人を使い捨てるような会社があったり、支払トラブルがあったりと、「こんなところと付き合っていてはあかん」と思うところがいくつかありました。

それをなくすために一番いい方法は「自分のレベルを上げる」ことだと思っていたのですが、その方法の上げ方が具体的にわからない。本講座は受講前にサンプルビデオをいくつか見たのもありましたが、「この講座をきっかけにして、くだらない相手とは縁を切る世界に進みたい」という、あまりポジティブでない理由もありました。

(講座受講の決め手に、クレジットカード決済の導入とサンプルビデオの配布もありました)


また、過去の翻訳講座の受講履歴などは一切ありません。

これはまさしく、管理人様が指摘されているように、既存の翻訳スクールのスキームに懐疑的な思いを同じように持っていたからです。

20代の自分にとって、翻訳業界で同様に活躍している同年代んにあったことはありませんでした。
10年、20年上の人のブログなどを見たり、実際にイベントに行ってみたりもしましたが、正直言って「過去の成功体験を現在にどれほど適用できるのか?」とは、ずっと思っていました。

私の年齢の関係からか、周りにはIT系のバリバリできる人がいますが、この世界の人で優秀な40代の人は知りません(単に業界に疎いだけかもしれませんが)。

個人的には、同年代、同じ環境にいる人たちの問題意識や試行錯誤のほうが現実味があるので、できるだけ翻訳業界の人とは関わらないようにしています。

また、リーマンショック、大企業の倒産などを傍目に見る中で、これまでのスキームが通用しないことは自分なりに思っていましたし、そういう意味では、既存の翻訳スクール等はあまり使おうとは思っていませんでした(といいうより、投資に見合ったリターンが返ってくるのかわからなかったのもあります)。

自分なりの勉強法として、ネットに転がっている資料を使って無料で活用していて参考にもなりましたし、そういう意味では、本講座の趣旨、スキームと自分のこれまでの考え方、取り組み方が大幅にずれていないのではないか、とも思いました。

高校時代に化学を履修していたこと、理系分野に苦手意識がなかったこと、膨大なコンテンツ量、特許翻訳周辺分野も含めたコンテンツの提供、回数無制限の質問権なども、講座受講を決めた理由でした。


また、今後海外でワーホリなどを使って生活することも考えているのですが、その時に、収入減をアルバイト(一般的にワーホリで行うようなレストランのスタッフなど)ではなく、ノマドのような形で作っておきたいということもあって、今後の自分の人生を考えると、特許翻訳を収入の軸(の一つ)にすれば、自分の理想に大きく近づけるのではないか、と思っていたこともあります。

いずれにせよ、自分は環境の大きな変化や自分の問題意識の中で、特許翻訳を一つの手段として今後の軸に定めようと思って受講を決めました。



>管理人様

上記内容を講座ブログに転載していただいて構いません。

2 件のコメント:

  1. 数年だけ年が違いますが同年代の講座卒業生です。
    バックグラウンドを拝読して、私のことかと思いました(笑)
    管理人さんにも受講感想には学歴や専攻、文系選択の理由も一切伏せていますがほぼ同じです。
    私自身は受講前から特許翻訳に関わっていましたし、講座自体は相当不真面目にしかやっておらずコンテンツもビデオは半分も消化できていませんが、それでも現在安定受注できています。
    正しい方向性で真面目にやればきちんと結果が返ってくる業界だとは思います。お互い頑張りましょう。

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    1. sant1様、コメントありがとうございました。同じバックグラウンドで既に結果を出し続けておられる方からのコメントはとても励みになります。私も結果を残すべく邁進してゆきます。

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