2015年10月23日金曜日

自分なりの対訳利用法

新規領域が多そうな案件の場合には、企業名やタイトル、出願者で検索をして、対訳がある明細書には目を通します。


この時は、対訳収集の目的もありますが、内容への既視感を増やすという目的もあります。


対訳は一通りとってみますが、それをそのまま再利用する、というよりは、ジョブの最中に「確かこんな単語(フレーズ)あったな…」と思って、それらの確認のための検索をする時に使うことが多いです。


対訳を取っている中で明らかに「これちゃうやろ」みたいなのが出てきたら、自分なりに直すことはありますが、時間との関係で、そこは対訳に入れない、とか、対訳に入れてもそのまま使わない、とかもあります。
(自分で翻訳したものか、対訳収集したものかは、直近のものだと覚えているので、翻訳中に変なのが出てきたら、その時に対訳も修正するか、その対訳を脳内変換(再翻訳?)して、適宜調査して、自分なりに納得する文章を作っています。)


というか、新しい分野の対訳を取ると、最初は対訳がいいか悪いかは分からないことがほとんどなので、とりあえず語感をなぞりながら、自分で翻訳をしながらいろいろ調べて、間違いに気づいたら適宜修正する、というのが、自分にはあっている方法だと思っています。(時間的に無駄がないというか)



フレーズに区切っていくと、時々100%マッチして勝手に挿入されるものもありますが、


翻訳してる中での語調(名詞句が多い、動詞句が多いというような違い)ととか、包摂関係(andが「及び」なのか「並びに」なのか、とか)の違いで訳文は変わるので、その都度修正して、新しくメモリに保存しています。


最近気になるのは、A(原文)→α(訳文)という対訳がメモリに入っているときに、A(原文)→α’(訳文)を自分で作ったときに、この二つのペアが共に残っているのかどうか、ということです。


メモリ内で修正するときは、古い対訳に上書きをしてペアが増えないのはわかるんですが、


自分で新しく翻訳したときに、対訳があるものとは別のペアを作っているはずが、Tradosの検索窓に出てこないんですよね…。


ただ、あまりクリティカルな問題ではないのですが。


(といいつつも、特許フェアの時に某社には、いろいろといちゃもんをつけたい、というか、今まで遭遇したトラブルの対処法を相談したいのも事実ですが…)




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